プロフィール

せお 麻里

(品川区議会議員候補/無所属/2期目に挑戦)

1977年7月9日、東京生まれ。
1歳から結婚するまではほぼ、目黒駅近くの実家に住んでいました。
父・母・祖母・弟・私の5人家族で過ごしました。

成蹊高校卒業後、成蹊大学経済学部経営学科に進学。

大学3年生の時、進路はどうしようかなぁ…と悩んでいた頃、祖母が倒れているのを私が発見して救急車を呼ぶという出来事がありました。
私は何もできず、ただただ「おばあちゃん!大丈夫?おばあちゃん!」と言っているだけ。病院に運ばれてから1週間、脳出血で亡くなりました。

大学を卒業する時になっても、やりたい事は見つからなかったのですが、おばあちゃんのことをふと思い出し、あの時、医療の知識があったら少しはおばあちゃんの状況は違ったのかな…医療の勉強したいな…と考えました。

母が放射線技師を30年以上続けていたので、母の勧めもあり、アルバイトを経て『東京医科大学看護専門学校』(現在は廃校)に入学。

看護専門学校のみんなは、18歳という若さだけではなく、しっかりと志を持ち、本当に『一生懸命』という言葉は、ここにいるみんなのためにあるのではないかと言うほど、真剣に3年間を取り組んでいました。

そのみんなの刺激も受けて、私も無事に3年間で看護師免許を取り、学校も卒業。
大学病院の看護師となりました。
主に手術室看護師として、約6年従事しました。

その後、結婚するのですが、その時は34歳。
早めに子供がほしいからと、看護師として少し知識はあったので、結婚してすぐに婦人科やレディースクリニックに通い、不妊の基本的な検査をしました。

結果は問題なかったものの、なかなか妊娠しません。
あれよあれよと体外受精(顕微授精)までステップアップしました。
身体的にも経済的にも負担が大きく、そして精神的な負担が一番つらかったでしょうか…子どもを見るのが嫌になるほどつらい思いをして、やっとの思いで36歳で妊娠、37歳で第一子を出産しました。

2年後に再び不妊治療を経て、長女も誕生しました。

初めての妊娠は、とてもとても酷いつわりを何とか乗り越えて…初めて産まれてきた子の顔を見ると…何だか違和感。
私にも夫にも似ていない。
そして、この特徴的なお顔は、手術室でも何回か見たことがある…

やはり翌日にはNICUに連れていかれ、小児科医から「ダウン症の疑いがあります。検査をしますがよろしいですか?」と。

そこから検査結果が出るまでの2週間は、
「やっぱりダウン症よね」
「いや、○○は普通だし、違うよね」
この行ったり来たりで、心が折れそうでした。

でも、2週間後にダウン症という結果が出てからは、
「私にやれる事は何でもやってやる!私がこの子を幸せにするんだ!」と。

そこからは、自分で病院や療育、行政の支援などの情報を探しまくり。
主治医の先生が、熱心にいろいろと情報をくれて有難かったです。

先生のおかげで『ダウン症児の親の会』の存在も知ることができたのですが、ここの仲間がどれだけ心の支えになってくれたか!!
同じ境遇の方々が心の支えになるのは、不妊治療の時もそうでした。

でも…次第に
「あの主治医の先生いなかったら大変だったな…」
「ダウン症は割合として多いから、仲間が多いかもしれないけど、他の障がい児の親はどうしてるのかな…」
などと疑問をもつように。

そんな時、ダウン症児の親の会の仲間から、都立特別支援学校の課題やその他、東京都に関する課題を話しに森沢きょうこ都議のところへ行くけど、行きませんか?とお誘いを受けて、まだ学校のことなどは知識としてなかったけど、議員さんとお話してみたい!と行ってみました。

森沢きょうこ都議は、何とも気さくで、フツーの感覚を持った方でした。
私は行く前には「ま、私たち障がい児の家族の考えなんて、理解してもらえないだろうな」と考えていました。
ところが、森沢都議は話を真剣に聞いて、分からないところは確認してくれて、現状を把握した上で、解決策を検討してくれました。

「これが政治かー!」と!

政治家は、自分の票になる人だけ抱えて、その人たちだけの話しか聞かない…というイメージでした。
森沢都議のように「フツーの感覚を持った議員」っているんだな〜って、率直に思いました。

お話をさせていただいてるうちに、森沢都議から「障がい児を取り巻く課題などを、当事者として品川区に届けてみませんか?」と!

「はい!やってみたいです!」即答しました。

そこからは、政治の知識ゼロの私に、森沢都議がたくさんの知識や経験を与えてくれました。

私の中でも、品川区を知っていくうちに、
「障がい児だけではないな!看護師として、不妊治療を経験した者として、2児の母として、伝えられるものがあるんじゃないかな…」
と感じるように。

私の仲間にも家族にも、想いを伝えて、たくさん協力してもらいました。感謝です。



そして迎えた2019年4月21日、品川区議会議員選挙で、3,290票もの期待をいただき、当選させていただきました。

現在、障がい児を取り巻く環境…主にインクルーシブ教育や障がい児者の福祉、そして保育園・幼稚園、コロナ対策、インクルーシブ公園などなど、私が区民と品川区との間に立ち、それぞれの状況をしっかり把握した上で、課題解決のお手伝いをさせていただいています。

好きな言葉
『みんなちがって みんないい』