都立北療育医療センター城南分園
私事ですが、こちらには0歳の頃から息子がお世話になっています。
『医療センター』ですので、療育に医療からアプローチできることが特徴です。
7歳になった現在は、整形外科へ足底板(ダウン症児は足が外反側になりやすく、それを矯正するため、内側が厚くなった靴の中敷きを使用するお子さんが多いです)をつくるために半年〜1年に1回ほど通うのみです。
お世話になった先生にもお会いできて嬉しかったと同時に、息子のことでさまざま考えて孤独になっていた頃が甦ってきて、胸がキュッとなりました…
ダウン症児を含めた、比較的早い時期に障がいがわかるお子さんは、こちらに通う時期としては生後6ヶ月の頃が多く、まだまだ何をすればこの子にとって良いかわからず、情報収集して、とりあえず良いと言われているところには連れて行って…と、模索している時期です。
ここに通っているうちに、方向性が見えてきて、一筋の光がさすのです。
障がい児のご家族は皆さん、こちらの施設には大変感謝しております!
東京都の担当の職員さんから、とても丁寧なご説明をいただき、
「地域で受け入れが困難である障がい児者を積極的に受け入れている」
と伺った時には、納得しました。
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ストレッチャーのままシャワー浴できる
私からは一点、問題提起とまではいきませんが、現状をお話させていただきました。
たしかに、重度心身障がい児者に関しては受け入れ可能です。
ただ、ダウン症児を始めとする知的障がい児者に関しては、受け入れが一部の療育に限られているのが現状です。
たとえば、PT(理学療法)は歩行可能となったら終了、OT(作業療法)・ST(言語療法)は受けられない…となっているお子さんが多いです。
知的障がい児には、PT・OT・STを全てバランス良く行うことが、療育の効果を上げるとされています。
これが区市町村の施設でしっかり行なわれていれば安心なのですが、障がい児が増えてきていることもあり、受け入れも困難な状況です。
そのような時に城南分園が受け入れていただけると有り難いのです。
区市町村と東京都との連携とはそういうところなのではないかと。
細かいことをいろいろ書きましたが、
先ほどの、都の担当の方の
「地域で受け入れが困難である障がい児者を積極的に受け入れている」
というお話。
これをしっかりとこれからも継続していただきたいということと、継続できているかのチェックを必ず行なっていただきたいこと、
そして、課題をしっかりと、その時代の状況を把握しながら解決していってほしいな…と、考えた次第です。
これからも障がい児者が輝ける社会を目指して、勉強していきたいと思います。
『みんなちがって みんないい』💕
インクルーシブな品川をめざして🍀
品川区議会議員 せお麻里
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